西部謙司氏は日本のサッカー解説者であり、その卓越した知識と洞察力で多くのファンやサッカー愛好者に感銘を与えています。彼の著作物はサッカーの戦術や歴史に深く踏み込み、その解説は理解しやすくかつ情熱的。また、解説の中で独自の視点からサッカーの魅力を伝えており、彼の論評はサッカー界において一石を投じています。
西部謙司氏は子どもから大人まで、幅広い層に向けてサッカーの楽しみ方や理解を提供しています。彼の講演や執筆活動は、サッカー愛好者にとって貴重な情報源となっています。その深い洞察と情熱的な伝え方により、サッカーに興味を持つ人々にとって西部謙司氏は頼りにされている存在です。
サッカーの戦術を考える西部謙司氏の著作物
「子どもがサッカーをやっていて大人は何を楽しめばよいのか?」と言うときに、この本を片手に見ると、子どもが歴史の系譜に刻まれるのではと勘違いできるかもしれません。
【参考】西部謙司氏の著書はこちら
戦術クロニクル(Ⅰ+Ⅱ)
クロニクルとは「年代記、編年史」の意味であり、この本ではどの時代では誰が居たためにどのポジションが重要視され3-5-2や4-2-3-1などが作り上げられていったのかと言った具合で話が進みます。オランダのトータルフットボールの中心選手ヨハン・クライフが居てこそ成り立つ戦術や、必要に応じて生まれた数々の戦術が名選手とともに作られています。戦術を覚えたい人向けの本ではなくて、サッカーの歴史だと思った方が良い内容。
Ⅰ.稀代のイケメンベッカムやブラジルの弾丸ロベルト・カルロスが居たためにサイドを潰さなければならない…などなど、世界では中央へボールを流れさせる必要性が生まれ、そしてディフェンス時では4-4-2のラインが生まれた。など紹介されています。日本では本当に意味をわかってディフェンスされているのでしょうか…
Ⅱ.Ⅰで紹介された戦術以外で、新戦術はどのように生まれたのかを歴史とともに追っていきます。
サッカー4-4-2戦術クロニクル 守備陣形の復興と進化
未だ読んでいませんが、安くなったら古本で読んでみたいです。
上記読んだ本では、この本の内容を選手がゲームで活かすにはどうしても距離感があります。
そこはピッチの内、外どこから見ているかによるのでなんとも言えませんが、ポジションでの動きや組織、個人、何を考えて動いているのかに視点がいくようになるはず…
※ビリーはこういった本を読んで目が行くようになったわけではない。