カフェインの1日における最大摂取量の目安は、成人で400mg、妊婦は200~300mgなどとされています。
マグカップ1杯(約240ml)のコーヒーにカフェインは65~120mg含まれており、飲み過ぎなければ様々な効果がもたらされます。
コーヒーで体調を整える!?カフェインとクロロゲン酸の効果とは!
以前テレビ(NANDAだったかな?)でコーヒーが特集されていました。
中学・高校生の時、有益な情報をよく紙に書き落としていたので、部屋を整理していたりするとこういったメモが出てくることがあります。
「インスタントコーヒーはだめ」などと書かれているのですが、理由が書いてありませんでしたので、可能な限り調べてみました。
- アメリカン(薄め)でブラックがお勧め
- 浅煎りで沸騰させないこと。
- 3~4時間おき
- 1日に3~4杯まで
- 運動・お風呂の30~40分前に飲むこと
- 食後がお勧め
- 午後5時以降は飲まないこと
コーヒーのカフェインとクロロゲン酸が効果的!
- アメリカン(薄め)でブラックがお勧め。
濃すぎるコーヒーは胃の粘膜を荒らすだめ、胃炎を起こすことさえもあります。
これは薄いコーヒーを飲み過ぎても同様の効果が出てしまい、繰り返すと食欲不振や吐き気をもよおす結果になるため注意が必要です。
濃いコーヒーが必ずしも悪いわけではありませんので、ご自身の体に合った濃さを探すと良いでしょう。 - 浅煎り(あさいり)で沸騰させない
浅煎りだとカフェインやクロロゲン酸の濃度が高くなり、熱により分解されていきます。
そのため浅煎りでも深入りでもそれぞれ良い効果はあるのですが、比較すると浅煎りの方が利点が多い結果に。 - 3~4時間おき
カフェインにはアデノシンが脳内で眠気を引き起こす活動を阻害する効果があり、これを覚醒効果と言います。
カフェインは肝臓で3~4時間で半分に分解されるため、3~4時間おきに飲むと良いとされています。 - 1日に3~4杯まで
コーヒーにはカフェインが入っており、飲みすぎると中毒症状を起こします。
その中毒症状の一つには興奮しすぎて妄想が激しくなるなどがあります。 - 運動・お風呂の30~40分前に飲むこと
・カフェインには血行を促進し、代謝を活性化させる効果があります。
更に血管を拡張し、体温が1度上昇すると基礎代謝が15%も上がるとの報告も出ています。
・カフェインにはリパーゼという消化酵素の働きを活性化させる効果があり、リパーゼは「脂肪を脂肪酸とグリセリン」に分解します。
結果として脂肪の燃焼が促進されます。
・コーヒーにはもう一つクロロゲン酸というポリフェノールの一種が含まれています。
クロロゲン酸はカフェインと同様に脂肪の分解を促進し、また脂肪の吸収を防ぐ効果があります。
その他に自律神経の働きを高める効果も。 - 食後がお勧め!?脂肪の吸収を抑える!
コーヒーは胃を刺激し消化液の分泌を促し、消化吸収を助けます。
5でも挙げた通り、リパーゼが「食事で蓄積された脂肪」と「体内に蓄積された脂肪」の両方を分解するため、体脂肪を落としたい方は特に食後がおすすめです。 - 午後5時以降は飲まないこと
カフェインは肝臓で分解されますが、カフェインの半分を分解するのに4時間掛かります。
そのため就寝時間を遅らせないためには午後5時以降飲まないようにしなければなりません。
コーヒーの飲み過ぎに注意!?中毒症状と依存症とは!
カフェインは興奮物質と言われ、興奮することで「覚醒作用、鎮痛作用、疲労軽減など」の効果が出ます。
一見すると体調が改善されたかのように思えますが、疲労で飲んでいないと眠気に襲われるようになると繰り返し興奮作用を求め、再びコーヒーを飲んでしまい中毒になるのです。
中毒症状としては吐き気や動悸から始まり、自立神経がバランスを保てなくなると悪寒を感じたりと重い症状も見られます。
死者の声や存在を感じると言った人も!?
カフェインを大量に摂取しすぎた人の中には「周りが騒がしすぎる、他人の声がうるさい」と言った過敏になる人だけではなく、「死者の声を感じる」と主張する人も居たとか。
カフェインはコーヒーだけではなくエナジードリンクにも含まれる
一昔前まではエナジードリンクと言えばアミノ酸飲料が主流で、素早いアミノ酸の補給により回復を促していました。
しかし最近では効果を求めるあまり、カフェインやその他興奮物質で効果を誤認させることが流行っているように思えます。
エナジードリンクやコーヒーを飲み合わせることでカフェイン中毒になることもしばしばあるため、飲んでいる人は1日の摂取量を確認してみると良いでしょう。