⑤インスリンで体脂肪をコントロール!?糖が体脂肪に変わる仕組みとは!
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アスリートにとって体脂肪は敵とすら言われることがあり、体脂肪率が高いアスリートは普段からダイエットが必要です。
ダイエットでは炭水化物が敵に見えますが、インスリンを意識した食べ方で炭水化物を減らさなくても済むかもしれません。

前回までに三回の食事と間食をすすめましたが、インスリンを意識した食べ方は体脂肪を減らすダイエットよりも簡単。

「太りやすくなる生活習慣の改善」の一つとして、「太りにくい食べ方」と言える「インスリンへの意識」を加えましょう。

インスリンを意識した食べ方で体脂肪率が変わる!?体脂肪率に影響する要因とは

インスリンとは、血中の糖を体の器官(筋肉、肝臓、脂肪細胞)へ送り込むことで血糖値(血液中の糖分)をコントロールするホルモンの一種。

エクササイズや筋トレなどを行っていると筋肉、肝臓、脂肪細胞の順で運ばれ、太りにくい体(体質)になる。
しかしエクササイズを行わないと筋肉で糖が消費されないために脂肪細胞へと優先的に運ばれ、太りやすい体(体質)になる。

またインスリンが出すぎると、糖は脂肪へ運ばれやすくなる性質がある。

インスリンを意識した腹八分の食べ方が痩せやすい体質に変える

日本では昔から腹八分がススメられています。
理論的には毎回の食事で糖の余剰分を出さなければ太りにくくなるため、常に腹八分を意識して食事をすれば糖自体の摂取量も減り、体脂肪も増えにくくなります。

この腹八分はインスリンの観点からも健康的な食べ方だったのです。

食事は腹八分を超えるとマイナスだらけ!?

インスリンの特徴として食べる量が増えるほどインスリンの分泌量も増えるため、糖が脂肪へ運ばれる量が増えます。
腹八分を超えて食べると消化効率も落ち、仕事の作業効率の悪化やスポーツのパフォーマンスの低下につながります。

甘いものはインスリンが過剰に分泌されて脂肪が蓄積されやすくなる!

また寝起きの頭の回転を良くするには朝食に軽くでも糖分があると良いとされていますが、菓子パンやお菓子などの甘いものは好ましくありません。
朝は体内に糖が不足しているため吸収率が上がり血糖値が急上昇しやすいのですが、菓子パンにより血中内の糖分が急上昇すると、糖の余剰分が脂肪に変換されます。

糖分過多が続くと中性脂肪や血糖値などの検査に影響することも多々あるため、食事での菓子パンは不向きとされます。
体内の糖の配分はインスリンが行っているのですが、このインスリンの量が体脂肪の増減に影響します。

早食いもインスリンを過剰に分泌させる

炭水化物や糖は特に、早食いをすることでも血中糖度が急上昇します。
そのためインスリンが過剰に分泌されることになり、甘いもの同様に糖が脂肪細胞へ運ばれやすくなります。

以上からも食事の量は腹八分がおすすめであり、かつエネルギー不足を起こさないためには一日2回の間食による栄養補給が効果的です。