筋トレやスポーツ直後にアミノ酸やプロテインを飲むことは常識ですが、多糖の粉飴(こなあめ)で素早くカロリー補給をするとさらに回復力が高まります。
粉飴を使って筋トレ後の回復力を高めよう!
粉飴の主成分は、デンプン由来のマルトデキストリンで、エネルギー補給に最適です。
ゼリーや飴などのエネルギー補給系サプリや、マラソンといった持久系競技のスペシャルドリンクにも含まれています。
激しい運動や筋トレの直後はプロテイン(タンパク質)の補給に加え、エネルギー源である糖を粉飴で補給すると筋グリコーゲンの素早い回復に効果的であるため、飲む人が増えています。
筋トレ後のカロリー不足はプロテインと糖で補う!
スポーツや有酸素運動、筋トレ後では炭水化物や糖が不足すると、筋肉を分解(カタボリック)してエネルギーの代わりに使用します。
特に筋トレの目的から大きく外れることになるため、粉飴で糖やカロリーを補給することで筋肉の分解を減らしましょう。
粉飴でカロリー不足をを回避!?粉飴の飲み方とは!
ゼリーやジム等で販売されるエネルギー補給サプリは様々な成分を含み効果的ですが、高価で継続できません。
しかし粉飴は驚くほど安価なので、気軽にプロテインにも混ぜて使用できます。
スポーツや有酸素運動、筋トレ中のドリンクは体液よりも低い濃度のハイポトニックがおすすめ。
スポーツや有酸素運動中はスポーツ飲料を水で濃度を半分以下に薄め、粉飴とクエン酸をお好みで入れています。
濃度が濃くならないように注意しましょう。
運動後は徐々に体液の濃度に近いアイソトニックに設定すると体の負担が軽くなります。
プロテインも一気飲みするのではなく、ちびちびと時間を掛けて体と相談しながら飲むと良いでしょう。
筋トレやスポーツ後の粉飴は回復に効果的なのか
写真にある粉飴は多糖類で消化・吸収も早く、二糖類の砂糖と同様のカロリー量(100gで約388kcal)ですが、異なるのは消化吸収速度。
糖は血中に吸収されると血糖値が上昇します。
その血糖値の上昇度合いをグリセミックインデックス(GI値)で表現しています。
分子量が小さい糖ほどGI値が高くなります。
糖は炭水化物の一種
糖類は炭水化物の一種で、単糖類(果物、はちみつ等)、二糖類(砂糖、水飴)、多糖類(白米、麺類、イモ類、豆類)へ分類されます。
単糖類・二糖類の特徴
単糖や二糖類は分子量が小さいために腸から直ぐに血管へ吸収され、血糖値が急激に上昇し、すぐに栄養が補給されます。
しかし血糖値の急激な上昇は臓器への負担が大きく、すい臓からインスリンの分泌によりすぐに分解されてしまいます。
粉飴は多糖類で安全
分子量の大きい多糖類は、腸からゆっくりと血管内に入り吸収されるため血糖値の上昇が緩やかになり、血中の糖分が適度に保たれます。
糖は脳のエネルギー源でもあるため、長い時間を掛けて脳へ栄養を補給することもできます。
砂糖や菓子パンでの糖類の補給は危険!?
砂糖や菓子パンの糖は分子量の小さい単糖類や二糖類が使用されることが多いためにGI値が高くなり、GI値が高くなると食後にインスリンが多量に分泌されて脂肪として変換されたりもします。
スポーツや筋トレ後に砂糖や菓子パンを食べると、糖の補給どころか脂肪を増やす結果になりかねないのです。
購入方法
ドラッグストアなどで見かけることが少ないので、通販で購入しましょう。
【参考】