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歯ぎしりが起こるメカニズムがまだ不明なため、歯ぎしりを完全になくす治療法がないのが現状です。いろいろな対症療法を組み合わせていくのが、現実的といえます。
歯ぎしり予防法
不安やストレスは歯ぎしりの原因の一つですから、リラクゼーションやストレス管理は重要です。
せめて寝床に就く前の1時間はリラックスタイムにして、自分の好きなことを楽しんでください。
布団に入ったら悩まず、「明日はきっといい日になる」と自己暗示をかけましょう。
マウスガードで歯ぎしり予防
通販などで買える軟性マウスガードは手軽に使えますが、長期的な管理にはやや不向きです。
使用者の半数では、マウスガード自体がストレスとなって、歯ぎしりが増えることもあり要注意です。
口腔内装具で負担軽減
歯科で作ってもらう硬い口腔内装具(スプリント)は、上顎の歯を覆って歯ぎしりした時の機械的負担を減らすものです。
ただし、必ずしも歯ぎしりが減るとは限らず、悪化させる症例もありますので、事前に歯科医とよく相談しておきましょう。
非ステロイド性消炎鎮痛薬
歯や顎の痛みが強いときには、非ステロイド性消炎鎮痛薬が処方されることがあります。
血圧を下げる薬の1つであるクロニジンは、歯ぎしりを60%減らすと報告されています。
ただし副作用として、起床時の低血圧やめまいを起こすことがあります。
逆流性食道炎は消化器科へ
先にも述べましたが、胸やけやムカツキがある人は、逆流性食道炎が歯ぎしりを起こしている可能性があります。
かかりつけ医や消化器科で逆流性食道炎の治療を受ければ、歯ぎしりも減るかもしれません。