カフェインではスポーツのパフォーマンスアップなど良い効果もありますが、依存症があり摂取の方法によっては睡眠を大きく妨げる要因になります。
睡眠とカフェイン
カフェインの摂取は「神経が一種の興奮状態になり眠気がなくなる」のですが、コップ一杯(150ml)のコーヒー摂取で3~4時間、もしくはそれ以上の持続効果をもちます。
つまり午後5時以降のカフェイン摂取は、夜の睡眠に影響を及ぼすのです。
例えば、午後7時に摂ったカフェインは午後11時の段階で50%体に残ることになります。
午後5時以降のカフェイン摂取は、快眠のために控えましょう。
カフェインは紅茶や緑茶にも入っている
コーヒーだけでなく紅茶にもカフェインは入っており、種類によってはコーヒーよりも紅茶や緑茶の方がカフェインが入っていることもあります。
ただし紅茶や緑茶の場合は渋み成分のタンニンがカフェインと結びつくため同量のカフェインでも効果が薄くなります。
テアニンは紅茶に含まれるリラックス成分
紅茶に含まれるテアニンにはリラックス効果により疲労の回復が確認されています。
帰宅後から睡眠前の間に飲むことで、睡眠時のα波が増加されるそうです。
スポーツ界ではカフェインが注目されている
カフェインの摂取は神経系を興奮させるため飲みすぎると事務作業やリラックスには不向きですが、スポーツや筋トレでは集中力が高まりパフォーマンスのアップが確認されています。
スポーツに限っては特に普段からカフェインを摂取する必要はなく、開始前にコーヒーやサプリメントで摂取するだけで効果を発揮します。
パフォーマンスアップが見られたのは体重1kgあたり3~6gだとか。
サプリメントではなくコーヒーで摂取する場合は70kgの成人で2杯までに抑える程度でしょう。
カフェインには致死量がある
最近は栄養ドリンクにもカフェインが多めに入っていたりしますが、過剰に取りすぎると健康被害だけではなく、死ぬこともありますので注意が必要です。
極めて短時間で摂取した場合3gが致死量だと言われます。
勿論個人差はありますが、必ず規定量を守り健康被害が出ないようにしましょう。
カフェインの幻覚作用
コーヒーは「中枢神経系に作用し、生物の精神活動に何らかの影響を与える薬物」である向精神薬としても有名ですが、飲みすぎると幻覚作用を引き起こします。
コーヒーは1日にマグカップよりも小さい計算で4~5杯までに抑えるべきと言われていますが、それ以上を飲むと幻覚を見る確立が大幅に上がり、コーヒーを1日1杯飲む人と7杯飲む人を比べると、幻覚を見る確立は3倍に跳ね上がるとの研究結果も出ています。