③血糖値とペットボトル症候群とは
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ペットボトル症候群とは急性の糖尿病の一つで、糖分を多く含む清涼飲料水や缶コーヒーを大量に飲み、血糖値(血液中の糖分の濃度)が急上昇すること。
夏場など特に10代~30代の男性に多く、最悪の場合、こん睡状態に陥り救急車で運ばれます。

角砂糖が12個以上の500mlドリンク

ペットボトル症候群は、大量の糖が一気に体に入ることで一時的にインスリン不足に陥り、血糖値が急上昇することで起こります。
(インスリンとは、すい臓から出る血液中の糖をエネルギーとして筋肉などで燃焼させるために不可欠なホルモンのこと。)
一般的な炭酸飲料の多くには約10%程度の糖分が含まれ、500ミリリットルのドリンクなら50グラム、角砂糖を1個4グラムとすると12個以上の計算に。
健康飲料と思われるスポーツドリンクでも角砂糖7~8個分が含まれていたりします。
スポーツ時や夏場ならのどの渇きに応じて一気に1リットルほど、毎日2~3リットルを飲む人がいますが、これは危険です。

清涼飲料水と血糖値上昇の悪循環

またペットボトル症候群のような極端なケースでなくとも、習慣的に清涼飲料水を多く飲んでいると、『尿の量が増え、トイレに行く回数が増える』、『やたらとのどが渇く』などの症状が出ることがあります。
そのためにさらに清涼飲料水を飲むという悪循環が起こり、これでは血糖値がどんどん上昇することになります。
特に10歳~30歳くらいの少し太り気味で、『糖尿病予備群と言われたことがある』、『身内に糖尿病の人がいる』男性は、清涼飲料水の飲み過ぎには注意しましょう

糖分ひかえめ自家製ドリンクレシピ

水かお茶+梅干し、塩昆布

多く汗をかき、いつもより水分を多く補給したいときには、できるだけ水やお茶にしましょう。
塩分も必要になるため、「水やお茶1リットルに対し、梅干し1個や塩昆布ひとつまみ」を口に含みつつ、お茶か水を飲みます。

レモン炭酸水(約20kcal)

①炭酸水約150ml ②レモン汁大さじ1.5杯 ③はちみつ小さじ1杯
レモンによってビタミンCとミネラルを少し補充します。
はちみつは、砂糖よりも甘みが強いので、少量でも甘く感じることができます。

ダイエットミルク(約50kcal)

①お湯約150ml ②スキムミルク大さじ1杯半
③はちみつ小さじ2分の1杯
お湯にスキムミルクを溶かし、はちみつを加えます。
スキムミルクは牛乳の栄養素をそのままに脂肪分を取り除いた粉末で、牛乳よりカロリーが半分程度となり、脂質も抑えられます。
カルシウムが豊富なので、継続して飲むと、イライラ予防や骨量のコントロールにも効果が望めます。

無糖ヨーグルト水(150mlで約70kcal)

①市販の無糖ヨーグルト ②水 ③はちみつを小さじ1杯
①と②は同量(①を水で2倍にする)。
甘さひかえめで美味、便秘の改善にも効果的です。

糖尿病と糖分

 清涼飲料水のみならず、スポーツドリンクにも砂糖が含まれています。糖尿病に限らずに、スポーツにおいてもタイミングと一度に飲む量を確認しましょう。また、これからはペットボトル飲料の「飲み過ぎ」に注意しましょう。