恋人にふられたことがきっかけで、極端な糖質制限ダイエットを始めた女性が居ました。間違った方法が体調を崩し、腎臓機能の低下を招く結果になったのです。
糖質制限ダイエットの間違ったやり方で健康被害に
女性は「ご飯、パン、麺類など」の炭水化物を一切食べないようになり、半年ほど経ったころから面白いほどやせ始めました。
「心の中では元彼を見返せた」と思っていましたが、さらに半年ほど続けるとどんどん疲れやすくなり、すぐにイライラするようになったのです。
なんとなく仕事のミスも増えましたが、そのときはまだ特に気にしていませんでした。
健康診断で明かされた真実
ところがある日、会社の健康診断で腎臓の機能が低下していると診断されました。
お医者さんいわく、原因は極端に糖質を制限したことによる食生活の乱れ。
幸い症状は軽く、それを機に無理してダイエットすることをやめたそうです。
糖質制限ダイエットは正しいやり方がある
とある管理栄養士さんは、糖質を「制限」すること自体に問題はないが、完全に「オフ」にしてしまうことは非常に危険だと警鐘を鳴らします。
また糖質制限を実践している人はTVなどを参考に、不確かなまま”たんぱく質を摂りすぎる”傾向もあります。
それにより腎臓に負担がかかるため老廃物が体にたまりやすくなり、高血圧や動脈硬化、血管障害を引き起こす恐れがあります。
専門家を伴わない糖質制限生活は、今すぐやめるべきなのです。
糖質制限ダイエットとケトジェニックダイエット!?
糖質を制限する場合、カロリーの6割を脂質で補うまで増やすなど正しい方法があり、これをケトジェニックなどと言います。
このケトジェニックはボディデザインコンテストであるフィジーク大会やボディビル大会への参加者が大会前に行う過酷な減量方法であり、一般人が実践するようなダイエット方法ではありません。
実践には専門的知識と分析が必要になるため、一般人が実践するには難易度が非常に高い事がわかります。
三大栄養素はバランスが重要
ダイエットとは本来体脂肪を適正値まで減らすことを言いますが、まずするべきことは栄養の摂取量を計算すること。
炭水化物、脂質、タンパク質の三大栄養素から始め、可能であれば十大栄養素へと続くと良いでしょう。
栄養素の計算はゼロから計算するよりも栄養量のわかっている既製品から計算する方が楽になります。