トレーニングの要素を見直したとき「三大要素では説明がつかないのではないか?」と思ったことからが始まりでした。まずはトータルコンディショニング(TC)の定義について説明しましょう。
トータルコンディショニング(TC)の定義
足りない要素は姿勢とコンディショニング(体調管理)であり、既存のスポーツトレーニングは三大要素でしたが新たに五大要素として定義し、それぞれの球を大きくすることをトレーニングと考えました。
1.フィジカル(筋力)トレーニング‐Physical Training
2.栄養‐Nutrition
3.回復・休養‐Recovery
4.姿勢‐Posture
5.コンディショニング‐Conditioning
トレーニングそれぞれの要素は影響しあう
次にそれぞれの要素は影響し、関連することから図のように位置づけました。
最後に影響し合う全体のバランスを整えることをトータルコンディショニングと呼び、正四面体全体を大きくする事をトータルコンディショニングのトレーニング成果としました。
このように考えるとトレーニングのバランスを想像しやすくなりました。
新要素1-姿勢
いくらトレーニングをしても姿勢(骨格)がズレていると能力が頭打ちになり、本来のパフォーマンスが発揮できません。
その変化するバランスを保ちながら成果を出すことを『トータルコンディショニング』と定義しました。
【参考】姿勢でスポーツパフォーマンスが変わる
新要素2ーコンディショニング
コンディショニングを特に試合前と位置づけ、普段のトレーニング全体を整えるコンディショニングをトータルコンディショニングと考えています。
【参考】コンディショニングとは
トレーニングとはトータルコンディショニングの上昇螺旋を昇ること
実際のトレーニングでは右図のような螺旋状のループをイメージしています。
競技によりそのバランスはある程度変わりますが各トレーニング要素それぞれを大きくする必要があり、バランスが偏ると螺旋を昇れません。
休み過ぎれば筋力が低下し、筋力トレーニングや持久力トレーニングをしすぎれば相反する能力が落ちることになります。
指導者向けに方向転換しましたが内容は増えただけ
Ver.1.7までの「トータルコンディショニングダイエット(TCD)」は最初の図、中央のコンディショニングに重点を置き、体調管理の中での減量として設計しました。
Ver.2.0以降は「スポーツ指導者に向けたトータルコンディショニングの基礎」として方向性を変えているため、文章が一部おかしいかと思いますがご了承ください。