一方でエクササイズ(運動)をすれば脂肪が筋肉に変わり、そして筋肉が増えれば基礎代謝が上がるはず。確かに筋肉の増加で基礎代謝量は増えますが、2001年にコロンビア大学が割り出した数値によると、1パウンド(約0.45キログラム)の筋肉は1日に6キロカロリー、1パウンドの脂肪は1日に2キロカロリーを基礎代謝として消費します。
ただの運動はダイエットに不向きだが…
頑張って10パウンド(約4.5キログラム)の脂肪を筋肉に変えたとしても、1日の基礎代謝量は40キロカロリー(バター小さじ一杯分)しか増えません。
それではエクササイズにメリットは全くないのでしょうか?
勿論そんなことはありません。
運動をすると心臓が強くなったり、ガンや糖尿病などの様々な病気にかかりにくくなったり、精神的なストレスも解消されたりと、運動がもたらす健康効果は非常に大きいのです。
ただ運動は「体重を減らすことに向いていない」というだけなのです。
三大栄養素とカロリーコントロールから始める
では、体重を減らすのにはどうしたらいいのでしょうか?
TIMEによると、何を食べるかに気を遣いなさいとのことです。
そりゃそうだとは思いますが…
ただのカロリー消費が目的なだけの運動であれば、それはダイエットには不向きかもしれません。
しかし運動にも様々な種類があり、それぞれの効果の副産物としてカロリー消費をすれば一石二鳥だとは思いませんか?
三大栄養素の量が分かる食事を心がける
特に私のような食事の管理や料理ができない人は、最初から栄養表示がされている食品を選ぶようにしましょう。
栄養素の数値を計算しながらゼロから料理をするのではなく、栄養素が書いてあるものをどんどん足していけば栄養管理が簡単になります。
栄養管理は毎食気をつける
「朝食を抜いてしまったので昼食や夕食を多めに食べる」という方もいますが、これは相撲取りが体重を増やすために行う食生活と同じ。
朝食は絶対に抜かずに毎食少しずつ気をつけることで筋肉量も減らず、体作りの基礎となります。
【参考】
①基本の三食と栄養環境を整える
②朝食べれない人の改善策
スタイルの改善に効果があるエクササイズを優先する
これまで「ダイエットに運動は効果が無い」と書いてきましたが、TCBの目指すものはダイエットではなくスタイルの改善です。
肥満状態にある人がスタイルの改善を目指せばダイエットもメニューに含まれるだけで、TCBの運動はただカロリーを消費するだけの運動ではありません。
筋肉を増やし、スタイル(骨格)を改善し、動ける筋肉を作るものばかりを集めました。
前半では基礎代謝量の増加により1日でのカロリー消費の変化量を書いたが、長期間で考えれば消費量が増え続けます。
ものは考えようで「1日の基礎代謝量が40kcal」増えたら、「10日でのカロリー消費量は4000kcal」増えるのです。
そこで趣味の(?)運動を加えればとんでもない量のカロリーが消費されることになるのです。
(運動が趣味になること前提w)