
今回はグラウンド利用を制限された公立学校や、人数が多すぎる私立での強豪校での野球部をイメージしました。
グラウンドを全面使えない学校と人数が多すぎる学校は同じ様なもので、余程工夫を凝らさなければ練習やトレーニングは効率的になりません。
しかし幸いなことに「野球は個人技の集合体」とも言われるため、僅かなスペースさえあればバラバラで練習することが可能です。
また硬式野球だとしても、硬球にこだわりさえしなければ練習可能です。
野球のトレーニング要素と実践練習を効果的にするための分析
部活の条件は様々ありますが、可能な限り条件を明確にした上で練習メニューを構成します。
限られた練習環境を理解しよう
まずは自身の環境を分析してみましょう。分析した中でできる練習メニューをピックアップします。
これから実践する中で、組み合わせた独自の練習メニューができるかもしれません。
例えば以下の条件から、カテゴリーページにある基本的な練習メニューを組み合わせます。
▶野球部の練習メニューのカテゴリーページ
- 一日の練習時間は1~2時間。
- 各学年10人ちょっとで合計30人超え。
- グラウンドは週2~3日の使用に限られる。
または部分的な開放で、打球の安全性が確保できなければ危険。 - 部活レベル程度の指導者で、専門的な知識が乏しい。
チームと個人の目標を整理しよう!
野球のパフォーマンスを上げるためには、練習メニューを綿密に計画する必要があります。
チーム全体の目標設定と注意点
目標は全体が効率よく練習することで、「楽しみながらレベルが上がる」が良いと思います。
野球は関節に大きな負担が掛かるスポーツのため、成長期にある学生が、全学年で同様のメニューを組むと怪我をしやすくなります。
そのため勉強の意味も含めて球拾いや筋トレ、その他トレーニングで体に過剰な負担が掛からないように注意が必要です。
自分の課題を知り、克服する戦略
人数が多い場合は、練習メニューやトレーニングメニューを学年で変えても良いでしょう。
筋トレであれば体格や成長レベル、ウェイトを使う場合は重量などで班分けを曜日ごとに変えることもできます。
スマホで簡単!データを活かした練習術
スポーツ選手のデータ蓄積はアメフトから始まったと言われ、体に高性能のGPSをつけて走行距離そ測定していました。
アメフトからメジャーリーグへデータの分析が伝わり、メジャーリーグデーター収集能力は現在米軍の能力をそのまま取り入れたため、世界で最先端とも言われます。
最近では日本でもスマホやスマートウォッチ、スマートリングを使えば一昔前の一流選手と同様の分析が可能です。
持っている人は最大限活用しましょう。
成長のカギはデータにあり!記録を活用する方法
最低週に1度は分析に費やすつもりで現状把握を確実に行いましょう。
現状把握とは、体組成から動画撮影でスイングや送球、投球フォーム、スイングといった全ての動きを撮影します。
また連携練習の中から自分の弱点を意識し、個人練習では得意分野を伸ばし、苦手分野を補うようにしましょう。
パフォーマンスアップのコツは、見本の意識と自分の現状を比較することにあります。
データを蓄積し、自身の特徴を分析しましょう。
分析は栄養管理と体調管理(コンディショニング)が必要
また成長期にあるならば、栄養管理による体作りも重要。
栄養管理の簡単な本から読み始め、徐々に知識を深めましょう。
個人の筋トレや記録は以下を参照。
▶ボディデザイン公開講座