まず一度TM・RSで基準となる練習メニューを作成すると、そこからトレーニング要素を変更をすれば良いだけとなる。
ただ筋トレの種目と同様に、トレーニング要素を変更するだけでは一定期間が経つとスポーツパフォーマンスの向上は見込めなくなってしまう。
そこで常に難しい練習をする必要はないがトレーニング要素に変化を加え、様々な技術を身につけるために練習難易度を上げたりするのだ。
TM・RSとして練習メニューを組み上げる
様々な内容が重複しているが、最後はまとめである。
先に書いたテニス部の練習メニュー作成方法も参考にするとより具体的なイメージが作れるだろう。
トレーニング要素の選択から改善へ
まずはTM・RSの方式で筋トレ、スイング系、守備系などいつどの練習メニューやトレーニング要素を行うのかを選んだ。
時間でその要素を組み替えることで練習のバランスと効率化が図れ、人数の大小にも対応することができた。
トレーニング要素のレベル選択
上記トレーニング要素で適切な強度を選べば怪我なくトレーニング効果が出るが、いつまでも同じ内容ではトレーニング効果は薄まる。
そのため常に練習メニューやトレーニング要素を変えていくことが望ましい。
段階的にトレーニング強度や難度が上がるようなメニューと要素を組むと良い。
トレーニング要素の改善と工夫
トレーニング強度が強いものを選ぶのではなく、技術的な面でプロ野球選手やメジャーリーガーの練習を真似してみると良いだろう。
例えば山田哲人選手の11種類のトスバッティングだ。
ただし毎日できれば理想的だが、プロのような環境や設備が整っているわけではない。
そのため部活では環境的に合わせて内容を差し替えたり、曜日によって選択するなど対応をする。
トスバッティングは分かりやすい見本があったのだが、全てのトレーニング要素でこのような改善と工夫を行うことで技術レベルも向上することだろう。
ランキングを付けてみる
各ランキングは上位3~5位まででも良いので全学年と学年別などで作成してみると面白い。
数値の記録を取っておくと後から見直しても面白い。
高校生や大学生、社会人やプロ野球、メジャーリーグなどと比較してみるのもネタになるだろう。
また余裕があれば選手名鑑のように自分たちの紹介冊子を作るといい思い出にもなるのでおすすめしたい。
打撃ランキング
可能な限り多くの選手にチャンスを与えてほしいが、大抵は実力が優先となるだろう。
その場合を考え、練習でもチーム分けで工夫をする必要がある。
ポジション別のランキング
打球による公平、不公平は生まれるが、ヒットやエラー、守備機会などで判定し、数値化すること。
ゲームなどのように守備範囲の広さも評価すると面白い。
投手のランキング
アプリで管理すると良いが、公式戦、練習試合、校内戦…と全てを分けて記録できると一目で分かって良いだろう。
最近は大手企業が記録専用のアプリを作成し、便利となっている。
スマホを持っていない選手の分まで管理できれば盛り上がること間違いないだろう。
研究は他人任せでは駄目!?連携して知識を広げろ!
例えば筋トレを勉強して姿勢や重量とセット数の設定方法を理解したとしよう。
始めた頃は効果がすぐに出るのだが、割とすぐに頭打ちになってしまうのだ。
研究は一人が一つの分野では偏る!?多分野を研究してバランスをとれ!
一つの分野を研究し専門性が高まると、あたかも効果を最大限に発揮できるような気がするが、筋トレの原則の一つに「筋トレ2:栄養管理8」とある。
筋トレの効果を最大限に発揮するためには、栄養管理を4倍管理しなければならないのだ。
このようにスポーツではトータルコンディションで考えなければならない。
例えば一人が一冊本を読んだならば、付箋や要点をまとめて周りに伝えるようにするとよいだろう。
もし上手く伝える手段がなければ、本を一人一週間で一冊買って回し読みの手段になる。
連絡にはLINEよりもディスコードが便利!
使ってみたところLINEよりもDiscordの方が便利な気がする。
個人間のやり取り、掲示板や声でのスレッドなど多彩な機能が搭載されているので、是非とも使ってみてほしい。
またLINEに一本化しないことで部活やクラブチームだけのやり取りに専念できるなど、使い分けることでプライバシーも優先することができる。
組織の連携を深めるための方法とは!?
時間に余裕があれば「部活やクラブチームが組織としてどのように動くべきなのか」を考えてみても良いだろう。
組織としての動きは勉強したことが必ずしも実践できるわけではないため、人を動かすことの難しさが分かるだろう。
まずは上記で挙げた連絡手段を確保することと、スマホが無くても連絡網のように予定を事前に全員に伝えられるようにすること。