サッカーチームの練習メニューを簡単に作成する方法最近ではアメフトのようにドイツを中心にサッカーの科学的分析が行われ、全てが数値や確立(%)によって管理される時代になりました。

ここではその目標を明確にし、部活やクラブチームレベルのサッカーでも、目標へ近づくための練習法を簡単に自分たちで作る方法を紹介します。
練習要素を明確に意識する必要があります。

誰でも最初から完璧な練習メニューを作成できるわけではありませんが、一度TM・RSで基盤を作ってしまえば後は簡単です。

サッカーを分析して科学的トレーニングと組み合わせる

まずは大まかなメニューを作成し、変更や工夫をどんどん加えると良いでしょう。
その後に練習やトレーニング要素を変えることでメニューを充実させます。

サッカーチームの基盤を作る

練習やトレーニングメニューの前に、まずはチーム全体を見直してみましょう。

  • 簡単!チームの強化マニュアル
    サッカーのチームを一から見直す簡単なマニュアルを用意しました。
    チームのシステム(フォーメーション)や戦術の基礎を簡単に作れます。
  • サッカーの戦術ブログ
    欧州の大会やW杯の試合を分析し、世界中の様々な戦術を紹介しています。
    戦術練習やメニューを加える時に参考にしてみましょう。

TM・RSで練習メニューの基盤を作る

貴方のチームはどのようなタイプの練習メニューを特に充実させることができるでしょうか!?以下の内容は、下記リンク先からの続きとなります。
スポーツパフォーマンスを上げるトレーニングチームを作る方法

部活やクラブチーム向けの練習メニュー一覧

このリストは基本の練習メニューであり、まずチームのトレーニング環境やレベル、方針に合わせてできるものを選択します。

  1. ウォーミングアップ
    ・ジョギング & ダイナミックストレッチ(全体)
    ・ラダー & コーディネーショントレーニング(グループ)
    ・ボールフィーリング(リフティング、ボールタッチ)(個人/ペア)
  2. 基礎技術トレーニング
    ・パス & コントロール(ペア or 小グループ)
    ショートパス、ミドルパス、ロングパス
    片足・両足のトラップ
    ・ドリブル練習(個人 or グループ)
    ジグザグドリブル、1vs1突破、スピードドリブル
    ・シュート練習(小グループ)
    ミドルシュート、ワンタッチシュート、クロスからのシュート
  3. 戦術トレーニング
    ・ポゼッション練習(ボール保持)(小グループ or 全体)
    3対1、4対2(ロンド)、6対4など
    ・攻撃パターン練習(全体)
    サイド攻撃、中央突破、カウンターアタック
    ・守備トレーニング(小グループ or 全体)
    1vs1、2vs2、プレッシング練習
  4. ゲーム形式トレーニング
    ・ミニゲーム(4vs4, 6vs6)(小グループ)
    ・11vs11 フルゲーム(全体)
    ・条件付きゲーム(タッチ制限・ゾーン制限)(全体)
  5. フィジカルトレーニング
    ・筋トレ(全体)
    弱点を作らないように、全身をバランスよく鍛えること。
    ・スプリント & アジリティ(個人/グループ)
    下で紹介するが、常に持久力トレーニングになるようにスプリントトレーニングを行うと効果が半減するため、トレーニングの効果を明確にすること。
    ・持久力トレーニング(インターバル走など)(全体)
    サッカーの様に短距離を繰り返すスポーツでは、長距離を行うよりも短距離を繰り返すことで持久力トレーニングになるメニューを組んだ方が、効果が目に見えることが多い。
  6. クールダウン
    ・ジョギング & ストレッチ(全体)
    軽く走り心拍数を下げたら、全身が柔らかくなっている間にストレッチ行い、体の硬い部分を集中的にケアする。
    ・リカバリーエクササイズ(個人/グループ)

練習メニューを更に充実させるための参考書

  1. 練習やトレーニング環境に合わせたメニュー
  2. トレーニング要素の分析と実践
  3. 練習メニューを実践する
  4. 班の編成を変える
  5. 役割分担でメニューを改善!

サッカーのオススメサイトと参考書
ここまで出来たら市販の本から可能な限りを取り入れましょう。

固定観念を捨てる!?

「サッカーでは…、うちのチームでは…こういった練習が伝統として…」とよく耳にするかも知れませんが、練習メニューを充実させることを第一と考え、優先順位を付けてさらに細かくメニューに改良を加えてみましょう。

「鳥かご」など誰もが知る優先順位の高い練習メニューもありますが、内容を定期的に見直し差し替えることで工夫を加えましょう。