③適量のある花粉症(アレルギー)治療薬
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薬の塗布は「左が終わったら右へ戻り」が何度か繰り返されました。先生は私の要望を聞き入れてくれたのです。何度も何度も薬を塗布してくれました…

リアル志村けんの病院コント

ドリフターズ・志村けん氏の医者コントを思い出さなかったわけがありません。
私が席から立ち上がある前に、しつこいくらい何度も説明をしてくれました。
時間が空いている時は「なぜここで開業をしたのか。なぜ医者になったのか。」など生い立ちも少し話してくれました。
土地がまだ拓けていない頃から開業したらしく、そのせいでの苦労もしたとか。
・・・ カクカクシカジカ ・・・
私もお喋りなもので、先生とは話に花が咲き誇りました。
※画像はイメージ。

話し続けるお父さん先生

お父さん先生は私が丁寧に挨拶をして席を立った後も繰り返し説明してくれます。
既に席からは立ち上がり先生に背を向けた状態から振り向き「一応理解したつもりです。」と答えました。
先生は「みんな忘れるし、言えるのは君がここにいる間だけだから」と診察室を出るまで何度も同じことを説明します。
私へ声が届く限り繰り返し説明をします。
生真面目に返事をしていたのですが、話し続けるのでナカナカ診察室から出れません。

どうしたもんかと思っていると、看護婦さんが「キリがないので帰ってどうぞ( ー`дー´)キリッ」と一言。
「う~ん…」
そこははっきり言って良いのだろうか…

お父さん先生の教え

最近の人間関係は希薄ですが、特別な親近感をお父さん先生へ(もちろん息子先生にも)いつも感じていました。
お父さん先生は笑いも心得ていたのではないでしょうか。
まさに脱帽です。

要求以上の治療が終わり、満足心と先生のお笑い戦闘力を胸に秘め、駅のホームで電車を待っていました。
そこで先生たちの治療が正しいことに気づかされました。

想像と現実

駅のホームでは大学生が一人で涙を浮かべ、ハンドタオルで涙や鼻を押さえる光景がありました。

何かに挑戦し、失敗や悔しいことがあったのだろうか。
それとも告白してフラレてしまったのだろうか。
周りで見た人はそんな想像をしたかもしれません。

何度ハンドタオルでぬぐおうとも、私の目からは涙が止まりませんでした。

真実と焦燥

「多めに塗布された薬が鼻の奥で染みて痛ぇ…ぎょえぇぇぇ…」
何度も何度も往復して薬を塗布してくれたので、染みて染みて鼻の奥が痛かった…
OTL、

後日大学の同期たちに「何かあったのか?」「ふられたのか?」などの問い合わせを数件受け、事情説明を何度もしました。
ただ薬を多めに塗布されて鼻が染みて痛かっただけなんだと。

後日確認

確か後で聞いたのですが、お父さん先生が「一回多めにつけてあげた方が本人が納得するでしょ?」と言っていたような気がするので、私が両先生に何回も「多めに」としつこく言っていたのでしょう。
そこら辺は覚えておりません。
早く治したいと言っても薬には適正量があるんですね。
間抜けを自覚していますが、一つ適正量があるということを学びました。