トマトで遺伝子が変わる!?トマトにも脂肪の燃焼効果が!
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脂肪の燃焼効果を促進する栄養素は、どのようなものがあるでしょうか。

スポーツでは脂肪の燃焼がエネルギーの補助にもなるため有効とされていますが、日常でも脂肪の燃焼はダイエットやメタボリック症候群の改善に役立ちます。

最近では京都大の河田照雄教授(食品機能学)らの研究グループが「トマトから中性脂肪を減らす働きがある成分」を発見し話題となっていました。
直腸の温度が上がるような生活をすると脂肪の燃焼効果免疫を高める効果もあるのですが、ここでは脂肪の燃焼で有名なトマトの栄養素を紹介します。

トマトにダイエット効果が!?脂肪を燃焼させる遺伝子を増やす物質が含まれている!

トマトは健康野菜として知られ、摂取量が多い人は脂肪肝や高中性脂肪血症などが少ないという調査例がありました。
こうした効果に注目した研究グループは、トマトの果汁成分から脂肪を燃焼させる遺伝子を増やす物質を探し、「13-oxo-ODA」というリノール酸の仲間を発見。

この成分を肥満マウスの餌に0.02~0.05%混ぜて4週間飼育したところ、血糖値が約2割、血中の中性脂肪濃度が約3割減少、ダイエットや脂肪燃焼の指標となる直腸温も0.5度以上の上昇が確認されました。

トマトジュースはダイエットに有効!?マウスを人間に換算すると…

人間に換算すると「トマトジュースを1日3回、200ミリリットルずつ飲むのに相当する摂取量」だが、河田教授は「有効成分は確認されたが、これだけをサプリのように取るのではなく、トマトなど新鮮な野菜をたくさん食べることが大切だ」と話した。

過剰なダイエット効果は厳禁!

教授は会見で「脂肪をドーッと燃やしてくれるものではない」「スリムになることを期待してもらっては困る」と念を押していたが、河田教授は『人間の場合、毎食コップ1杯(約200ミリリットル)のトマトジュースを飲むことで同様の効果が得られる』と話している。

トマトジュースで脂肪の燃焼は危険!?塩分のとりすぎに注意!

13-oxo-ODAが発見されたことで一躍トマトジュースが人気となりましたが、塩分のとりすぎで思わぬ落とし穴が。
脂肪の燃焼にばかり気を取られすぎて塩分過多になる方が続出。
平均的なトマトジュースを毎食200mlずつ飲むと、摂取する塩分は約2.2~2.6g。

WHOの基準では塩分過多に!?ダイエットのはずがメタボリック症候群に!?

WHO(世界保健機構)の塩分摂取量の目安では1日5~6gであり、トマトジュースを200ml飲むだけで約半分に到達します。
日本では一日に必要な塩分量は成人の「男性;7.5g、女性;6.5g」と言われますが、トマトジュースを飲まない状態での摂取量は「男性;約11g、女性;9g」。
トマトジュースを飲むことで塩分摂取量が更に増えることになります。

メタボリック症候群対策として飲むはずだったトマトジュースで、メタボリック症候群を悪化させる結果になりかねません

トマトジュースを飲む場合は食塩無添加がおすすめです。
【参考】食塩無添加トマトジュース