睡眠は、時間だけではなく時間帯や入眠(寝始める)時間、寝る環境などが、起きている状態やホルモンバランスにまで大きく影響します。
不眠の体への影響
実際に、自分の身に当てはめてみても当然の気がしますが、眠らないと気分が不安定になり、注意力・集中力が減り、作業能力が落ちることが知られています。
スリ-マイル島の事故(1979年)やチャレンジャー号の爆発(1986年)など歴史的な事故の原因のひとつに、労働者の睡眠不足による作業ミスだと推測されています。
さらに、体を調節する機能もうまく動かなくなりますので、糖尿病や心疾患のリスクも上がってしまいます。
睡眠時間は人生の1/3を費やす
睡眠は生活の全てに影響し、人間の体内バランスを整える最大の行動と言っても過言ではありません。
かなり古い動画ですが、睡眠がいかに重要かイメージできる動画を御覧ください。
寝ないギネス記録
睡眠せずに起きた状態を維持するギネス記録では、2007年の42歳のイギリス人男性が樹立した記録が「11日と2時間」。
塗り替えられるまでのギネス記録は、アメリカの17歳の男子高校生の11日間でした。
彼の場合、3~4日目からイライラしたり幻覚がみえたり、終了するころ には妄想気分といった精神的な障害が出たそうです。
(実験後は14時間近く眠り続け、正常に戻ったそうです)。
適切な睡眠時間とは
適切な睡眠時間はかなりの個人差があり、生活の疲労強度なども強く影響されます。
同じ天才でもアインシュタインは一日10時間睡眠でエジソンは4時間睡眠だったというお話は有名ですが、エジソンは昼間に短時間の仮眠をとっていたとも言われています。
一度に多くの睡眠をとる人もいれば、分けて取る人もいるのです。
自分生活の中で快適に動けるようであれば、それが最適な「睡眠時間と方法」です。