※当サイトの記事には、広告やプロモーションが含まれることがあります。

睡眠中にふと目が覚めたものの、起きたのは意識だけ体は動かない。そんな経験はありますか?実際になると結構怖いもので、できれば金縛りにはなりたくないものです。

金縛りの由来

金縛りは元々、お不動さんの名で親しまれている不動明王が、敵や賊を身動きできなくする密教の秘法で、仏教用語の「金縛法」(きんばくほう・かなしばりほう)からきています。
起きてる際中に何か悪いことをしたのか、人違いで掛けられたのか、不動明王様に問い合わせたい限りです。
実際は誰かに一服盛られたんじゃないか等、疑いを掛けたくなるものです。

金縛りの世界での扱い

金縛りは世界的にも幽霊や生霊、悪魔、魔女、妖精、空想上の生物などが起こす超常現象と考えられてきました。
しかし最近では研究が進んで、「睡眠麻痺」という睡眠障害の一つと考えられています。

金縛りは2人に1人が経験する

国際的な研究グループによると、一生の間に金縛りを経験する確率は、40~50%とされています。
日本の調査でも、40%の人が少なくとも一回は経験していることが分かりました。
一方で、多くの学生を対象にした調査では5%、すべての年齢を対象にした調査でも6%という低い発生率の報告もあります。

金縛りを繰り返す割合

金縛りを繰り返す割合は、国際的な調査では健常人の3~6%と多くありません。
一方、インターネットを用いた研究では、金縛り経験者の36%がエピソードを繰り返していました。
金縛りになった人の3人に1人は、複数回経験しているということです。
思春期や青年期に初めて金縛りを経験する人が多く、主に10~20歳の間に起きているようです。