なぜ、あんなにも気持ちがいいのでしょうか。
日本睡眠学会の坪田聡さんに聞いてみました。
体は眠っているので、外界から受ける刺激がソフトに感じられます。
枕や布団の感触がいつもより柔らかく、心地よく感じられるのはこのためです」
そう言われると確かに、枕や布団の柔らかさを特に感じるのって、二度寝のときのような気がします。
人間の体は、眠りから覚めるタイミングになるとコチゾールというホルモンを分泌します。
コチゾールにはストレスを和らげるほか、幸せな気持ちを高める働きもあります」
でも、二度寝から覚めたあとは頭がボーッとすることも多くて……。
ひょっとして、目覚めや、起きたあとの仕事の効率に悪影響を及ぼしたりしていないでしょうか?
二度寝はレム睡眠状態なので比較的すっきりと目覚められるため、特に悪い影響はありません」
二度寝しないで、すっきりと目覚められる方法はないでしょうか。
できればカーテンやブラインドを少しでも開け、寝室に朝日が入る状態にしてからベッドに入りましょう。
タイマー設定で起床時間に部屋の照明を明るくなるように設定するのも効果があります」
平日の睡眠不足を補うための寝だめは、平日に二度寝しやすい上に、仕事が憂鬱になるブルーマンデー症候群の原因にもなります。
週明けへの憂鬱を減らすためにも、週末は平日の起床時刻+2時間以内にはベッドから出るようにしましょう」
まずは、休日の寝だめをやめることからはじめてみようと思います!