夜の眠気は体温が下がるときに強くなります。
眠る2時間ほど前に入浴や運動で体温を上げておくと、そのあと急速に体温が下がって寝つきが良くなり熟睡できます。
睡眠と体温の関係
入浴は38~40度のぬるめのお湯に20分ほど入るのがお勧めです。
シャワーでは体温を上げることはできませんが、汗や汚れが取れて爽快になり寝つきが良くなります。
運動はウォーキングなど、あまり激しくないものを20~30分ほど行います。
扇風機とエアコン
扇風機の消費電力はエアコンの20分の1ほどですから、かなりの節電効果が期待できます。
扇風機を使うとき は首ふり機能を使って風が体の広い範囲に当たるようにし、体の一部が冷えすぎないように注意してください。
エアコンと扇風機を併用するなら、扇風機はエア コンの対角線上に起き天井に向けて使うと、効率よく寝室の温度が下がります。
脳のクールダウン
脳はコンピューターと同じで、働いている間に熱がたまってきます。
そのため、脳の温度を下げないと壊れてしまいます。
脳を冷やしてメンテナンスを行うこ とは、睡眠の目的の一つと考えられています。
実際、扇風機で頭に集中的に風を当てると睡眠の質が良くなるという実験報告もあります。
熱がこもらない枕に変える
保冷材などの冷却用ジェルがあれば、冷やして枕にのせれば気持ちよく眠られます。
薬局やドラッグストアでは氷枕を手に入れられますし、冷却ジェルででき た枕をインターネットで買うこともできます。
和のテイストが好きなら、伝統的な籐や竹で編んだ枕や陶器でできた枕を試してみても良いでしょう。