体幹トレーニングとは、体幹部にあるインナーマッスルやアウターマッスルを鍛える部位別の筋力トレーニングのこと。正確には体幹筋のトレーニングといい、体の安定化やバランス感覚の向上を目的としたスタビライゼーショントレーニングとよく勘違いされます。
体幹トレーニングで鍛える体幹ってどこのこと?
体幹トレーニングはスポーツ界では有名でしたが、世間一般へはインテル・長友佑都選手が広めた印象があります。
さて、この体幹とはどこのことでしょうか?
体幹とは胴体のこと!
体幹とは読んで字のごとく、頭部・首と手足を除いた胴体部分のこと。
あまり知られていませんが、体幹と対になる手足のことを体肢(腕;上肢、脚;下肢)と言います。
バランスを取るのに重要な腕の動きに関わる「広背筋」、姿勢の美しさや背中を反らすときに必要な「背筋」、体を支える大切な役割がある「大腿筋」、体を曲げるとき力を込めるときに使う「腹筋」などの筋肉も体幹です。
また筋肉だけでなく、当然ながら背骨や肋骨、肩甲骨などの骨も体幹に含まれます。
体幹筋(体幹の筋肉)とは
体幹筋とは、体幹に属する筋肉を総称したもの。
内蔵を支える機能とともに運動時のバランスをとるため、骨格筋を随意で動かす際は最初に動かす筋肉となる。
この筋肉が弱ると運動が不安定になる。
体幹筋は前体幹筋(例;大胸筋、腹筋(腹直筋、腹横筋、腹斜筋))と後体幹筋(僧帽筋、広背筋、脊柱起立筋)などに分けられる。