インナーマッスルをトレーニングするには、部位に関係なく自然体の姿勢が重要になります。姿勢を保持するインナーマッスルは、自然体の姿勢が悪いと長さが変わるためにトレーニングの効果が現れないのです。
正しい姿勢が基準を作る
姿勢保持筋であるインナーマッスルは、姿勢が悪いと間違った姿勢を安定させるために、凝り固まっていたり、伸びすぎたりして正しい長さではありません。
①すべての基準は自然体の姿勢
そこでトレーニングに入る準備としてまずは姿勢を矯正し、筋肉や靭帯、骨を正しい長さと位置に戻すことから始めます。
正しい自然体の姿勢を知らなければ改善のしようがないので、まずはリンク先で正しい姿勢の完成形を知りましょう。
【参考】自然体の姿勢を改善・姿勢改善で期待される効果
姿勢が悪いとは「骨の角度を正しい位置と方向に戻す必要がある状態」であり、姿勢を矯正するためにはストレッチにより関節周りを柔らかくする必要があります。
②インナーマッスルは緩めて動き出す
インナーマッスルは主に凝り固まっていることが多く、全身のインナーマッスルを動く状態にすることをトレーニング界で緩(ゆる)めると表現します。
使えば勝手に柔らかくなると言う人が居ますが、インナーマッスルの場合アウターマッスルの様な負荷には耐えられないため柔らかくはなりません。
筋肉として伸縮していないため、使えていないのです。
そのため非常に軽い負荷により伸縮させ、緩める必要があります。
③最も軽い負荷はストレッチ
ストレッチの弱い刺激はそれ自体が低強度のトレーニングでもあり、姿勢の矯正だけではなく全身のバランスを整えるトレーニングにもなります。
硬い筋肉は伸縮性に乏しいため、硬い筋肉の周囲は硬い筋肉の分も伸縮しています。
正しい姿勢を覚えたらストレッチにより凝り固まった筋肉を伸ばし、姿勢を矯正しやすい状態を作りましょう。
【参考】ストレッチ・メソッド