トレーニングの名称は定義が曖昧なものや勘違いされている名称が多くあります。ここでトレーニングの分類と名称を明確に定義しましょう。
トレーニングの名前には規則性がある!?トレーニングの目的と命名法とは!
トレーニング名には規則性があり、大きく三つ(①筋トレの方法名、②筋トレの部位名、③トレーニングの目的名)に分類されます。
この三つの基本的な分類を確認しましょう。
①筋トレの方法名
「スロートレーニング」の様におもりの挙上速度を変える方法や、「加圧トレーニング」の様に血流を減らす目的で行いトレーニング効果を高める方法などがあります。
これらは方法名のためマシンTr.や自重Tr.といった筋トレで組み合わせることができ、筋トレを効果的にすることができます。
②筋トレの部位名
アウターマッスルやインナーマッスルにかかわらず、主に部位別でトレーニング名が決まります。
例えば、肩甲骨周りのトレーニング、腹筋、背筋、大殿筋、最近では腸腰筋をコアと呼び、コアトレーニングなども有名です。
詳しい人は「筋肉名+トレーニング」となり、マニアック過ぎて素人が聞いても良く分からなかったりします。
左はランジと呼ばれ主に大腿四頭筋を鍛える種目ですが、横文字での名称はまた異なります。
③目的別のフィジカルトレーニングの名称
筋肉や身体的に特性を身につける目的で付いたトレーニング名です。
全身の安定性を高めるスタビライゼーショントレーニングや、呼吸器・循環器系の向上を求める持久力トレーニングなどが有名です。
多くのフィジカルトレーニングは組み合わせたもの
①で紹介したように、多くのトレーニングが重複します。
例えばアジリティートレーニングですが、スピードを生み出すものは最大筋量の為の筋トレとラダートレーニングなどを組み合わせて成り立ちます。
他にも神経系の向上を目的とするコーディネーショントレーニングでは多くの競技や、道具を使ったトレーニング全般が含まれたりします。
※間違って広まったトレーニングの名称もある
商業目的や明確に定義せずにトレーニングを紹介することで間違った名称で広まることも多々あります。
典型例として、全身の安定性を高めるスタビライゼーショントレーニングが体幹トレーニングという部位名が付いて広まりました。
この様にトレーニング名は様々な部分が重なっているために間違われたり、意味不明なものが存在しますが、これら三つで判別すればわかりやすいと思います。