プロスポーツ選手にはなれませんでしたが、研究と趣味の一環としてサッカーや野球、トレーニングに取り組みました。この経験から、新たなトレーニング要素を取り入れ、五つの主要要素を組み合わせたトレーニングメニューを作成する方法について気づきました。
スポーツトレーニングの新しいアプローチ
従来のアプローチでは監督やコーチが兼任し、専門的なスポーツトレーナーの関与はプロチームに限られています。
一般的な部活やクラブチームがトレーニング要素を拡充するためのメニューをどのように作成できるのか、考えてみましょう。
明確なトレーニング要素の組み合わせ
私自身がトレーニングを過度に行いオーバーワークとなり、その結果として体調を崩すことがありました。
その後、試合前の体調管理方法である「カーボローディング法」を知ったことがきっかけで、普段からの体調管理にも注目し始めました。
また筋トレや競技練習を勉強していると姿勢の重要性が幾度となく強調され、トレーニングの三大要素である「筋トレ、栄養管理、休養」だけでは不十分だと感じるようになりました。
この過程で「コンディショニングと姿勢」が不足していることに気付き、新たな要素として取り入れた「コンディショニング、姿勢、フィジカルトレーニング、栄養管理、休養」という五大要素を中心にトレーニングメニューを構築しました。
トレーニング要素の組み合わせと順序
トレーニング要素を明確にリストアップし、相性や順序を考えながら組み合わせれば、誰でも専門的なトレーニングを作成できるようになります。
各要素ごとにメニューを作成し、筋トレの強度を個別に調整する方法など、具体的なアプローチを採用します。
競技練習がある場合は、競技練習の要素を適切に組み込むことも考慮します。
このアプローチは螺旋状にレベルが上がるように設計され、トレーニングメニューの柔軟性を高めます。
【参考】トレーニングメニュールーティーンセットとは
チームと個人向けのメニューの組み合わせ
チームの競技練習においても、個人のフィジカルレベルの向上が重要です。
チーム内でのトレーニングメニューを統一し、雨や急な予定変更にも対応できるように設計します。
チームのトレーニングメニューの作成
練習やトレーニングの幅を広げるために、「五つの要素をまとめたセットとして作り、誰でも簡単に練習の要素を増やし、雨など急な予定変更にも対応しやすく、意図を明確に出来る」ようにします。
一度このセットを一週間単位で作れば、レベル(強度)を入れ替えるだけで簡単にメニューが作れる様になります。
チームでの競技練習が中心のトレーニングメニューに、個人でフィジカルを整える補強トレーニングを加えて構成します。
【参考】部活のトレーニングメニュー作成例
個人向けのトレーニングメニューの作成
トレーニング要素を明確にし、自身の弱点を特定することが容易になります。チームに所属している場合でも、個人向けのメニューを作成し、弱点を補うことができます。
これらのアプローチにより、トレーニングメニューの作成が簡単になり、競技力の向上に寄与します。
【参考】補強トレーニング(フィジTr.研)