競技レベル向上のためにはトレーニングメニューにメリハリを付ける必要があり、長期での計画をピリオダイゼーション(期分け)と言います。
ピリオダイゼーション(期分け)とは長期のトレーニング計画のこと
特に年間で「筋力アップ期」「筋量アップ期」「体脂肪燃焼期」など目的を設け、プログラムを立てる方法をピリオダイゼーションと言います。
特にプロスポーツ選手で言えばオフシーズンに筋力を上げることがピリオダイゼーションの例で、年間計画とも言われます。
成長期の学生は一歳が変わるだけで発育発達状況が異なるため、試験や大会によってもメニューの調整が必要になります。
トレーニングメニューの年間計画と調整方法
ピリオダイゼーションは難しく考える必要もなく、①年齢(成長期)、②季節、③テスト期間、④体調、⑤大会までの期間 などで自然に内容が決まります。
一般的には短期間でのトレーニングメニューを先に決めがちですが、ピリオダイゼーションでは長期での達成目標や重点を置くトレーニングを決めておくと言った考えのため、短期間のトレーニングメニューよりも先に年間計画を決めることが本来の作成方法になります。
と言っても専門の管理者がいない場合、長期での複雑なトレーニングメニューを作成することは困難です。
そのため私が以下のトレーニングメニューの作成方法を作っておきましたので、参考にしてみてください。
【参考】トレーニングメニューの作成方法
①年齢やチームレベル、活動状況・環境によっても変わる
年齢、環境でマシンを使った筋力トレーニングと競技を並行することができない場合には、応じた筋トレや補強トレーニングが必要となります。
特にゴールデンエイジと言われる年齢では優先すべきトレーニングがあります。
【参考】ゴールデンエイジとは
②季節での調整
時期により大きく変わる温度変化に対してもメニューの調整が必要です。
花粉症などを持っている人はなるべく室内でのトレーニングを増やすなど、個人での判断も重要になります。
こういった対策は各個人がコンディショニングをしっかりと行う必要があります。
③学生はテストや受験などの予定も重要
学生は予定の管理能力が非常に乏しいため、大会、テスト、行事、授業、部活などのように、徐々に自分の「予定の管理」を意識しましょう。
スマホのカレンダーや百円ショップの手帳でも何でも結構ですから、予定を綺麗にまとめて書き込む癖をつけましょう。
④体調の管理(コンディショニング)
体調がすぐれないのに無理をしてもトレーニング効果は得られません。
筋トレだけに限らず、競技パフォーマンスで常に最高を維持できる様にしなければコーディネーションもズレてしまうため、一般人でも学生は特に、長くても1週間で完全に体調が回復する日を設定しなければなりません。
【参考】コーディネーショントレーニングとは
⑤大会までの期間
主に準備にあてる期間となります。
大きな大会や練習試合に向けて小さな目標から大きな目標をもち、最善の練習を重ね、コンディションを上げて望みましょう。
普段の練習試合からカーボローディング法などの練習を重ね、大きな大会の準備を心がけましょう。
【参考】試合前の食事法とローディング法とは