人間の体を支えているのは二本の足ですが、足型が乱れていると他でバランスを取り直し、全身の骨格バランスは乱れます。
歩くたびに足型の乱れが全身に影響し、全身のバランスをより乱すことになります。
「体の歪み」でよく話題になるのは「骨盤、腹筋・背筋部、肩甲骨」ですが、今回はインソールと足型、姿勢についてのお話。
インソールは足底のアーチ構造を改善し、姿勢も改善する
ストレッチや姿勢を研究する中で分かったことは、「幾ら体幹などの姿勢を改善しても、足型が乱れていると全身の姿勢は整わない」ということ。
例えば、足型が乱れているのに骨盤より上の姿勢を改善しても、どこかで強引にバランスを合わせるだけ。
骨格を矯正するには、まず足型から整える必要があったのです。
まずはインソールで足底のアーチ構造を改善する
足の裏は本来アーチ状で衝撃吸収を始め多くの役割も持ちますが、歩く量が減った現代では筋肉が落ち、骨格を乱す大きな原因の一つとなっています。
正しい足型を維持するには足底にも筋肉が必要ですが、歩くたびに使用する足底は休まることが無いため上げにくい筋力として有名です。
そこでまずはインソールで強制的にアーチを作ると足型は理想的になり、歩くと足底の筋肉も使われるようになります。
歩く刺激は足底から姿勢を改善し、全身の筋肉も使われるうちに正しいバランスへと改善されるのです。
足底のアーチや足型が戻る実感があった
歩くときにはインソールのクッション性を感じますが、インソールを外してもクッション性を感じることに気づきました。
また日本人の足は他の民族よりも幅が広いと言われますが、私の足底はアーチが潰れてさらに広くなり合う靴がありませんでした。
しかしインソールで足型が整うと合う靴も増えてきたことで、足型が整ってきた実感を得たのでした。
足型を改善すると腰痛も軽減される
人によって姿勢の改善される順序や感覚は変わりますが、私は腰痛が軽減されました。
足型にアーチが戻るとクッション性が増し、腰への負担が減って腰痛が軽減されたのです。
股関節の柔軟性をさらに意識すると、腰痛は更に軽減されたことからも、足型と股関節の柔軟性が腰痛に影響していたと深く実感しました。
股関節の柔軟性が姿勢を改善する!?意識だけでも姿勢は変わる!
日本人は腰が曲がると思い込み「体は股関節を中心に曲がる」と意識が無いため、柔軟性が全くありません。
そのため股関節が姿勢改善の障害であることが多く、股関節周りに柔軟性を加えると急にスタイルが良くなることもあるほど。
インソールで足型を整えると足元から順に姿勢の改善が始まります。
理想の正しい姿勢を覚えたら、ストレッチで股関節周りに柔軟性を加えて姿勢の改善を促し、全身の筋肉で正しい姿勢を維持しましょう。
【参考】正しい姿勢の作り方