「ウォーキング目的」のオーダーメイドインソールを気に入り過ぎて、サッカーのスパイクに入れて使っていました。
殆ど曲がらないほどの硬さなので、練習すればするほど感覚が変わっていきました。
当然のことですが、使用目的外で使うと効果が得られません。
普段使い用のインソールをサッカーのスパイクに入れて使い続けた結果
インソールに愛着が湧きすぎて、当然入れるものだと思いこむようになり、気づくと用途を無視して使っていました。
無回転シュート、ドライブシュート、無回転から落とすシュートなど簡単にできていたのがいつの間にか出来なくなりましたが、不思議とインソールのせいではなく調子が悪いからだと思い込みました。
半年経ってから「これはウォーキング用のインソールだ」と思い出し、このインソールのせいだと思えるようになったのです。
この硬いインソールは「硬さで動作を制限することにより、姿勢を矯正しているのだ」と気付きました。
運動時に使用してみて2週間たった頃の感想
普段の靴だけではなく、サッカーのスパイクに入れてみることにしました。
今まで運動するときに感じた「足の裏に掛かるはずの抵抗」まで少なくなった気がします。
勿論まだ完全に慣れていないのではっきりとは分かりませんが、悪いところは中々見つかりません。
それもそのはずで、この製作している会社は義足などを作っているから肌触りから素材までが滑らかなので、市販のものとはフィット感が段違いなんだそうです。
確かに足型を取っただけのことはあって、運動のときも全く違和感が無く折り曲がる動作をしても全く抵抗がありません。
違和感がないというのは「靴の中にインソールがあることを全く感じない」ほどに滑らかで、今の所は問題ありません。
硬いインソールは可動域を制限して姿勢を矯正する!?
上記は使い始めた頃の感想日記を読みやすく編集したものですが、自分の中でかなりの『お気に入り補正』が掛かっていました。
使い出す前は自分でも「感覚は若干変わる」と思っていたハズなのに、結果は想像以上に悪い方向へ。
足裏の曲がる場所が変わっていた!?
何かおかしいとは気づいていたのですが、周りにも異様に指摘されるようになってから改めてインソールの有無で足底の状況を確認しました。
すると足裏の曲がる場所が変わっていたのでした。
インソールなしでは土踏まずから全体にかけて曲がっているのに、インソールありではインソールが当たっていない部分しか曲がっていませんでした。
この状況を『お気に入り補正』により、同じものとしていたのです…
インソールは厚さも重要な判断材料の一つ
バスケットなどのようにジャンプと着地が他の競技よりも重要ならば、衝撃吸収のために厚さは必要となります。
サッカーや野球などのように、走ったりしゃがんだりがメインの動きとなると靴底の薄さも重要になります。
※薄すぎると足の裏が直に熱を受けるために適度な厚さは必要。
オーダーメイドインソールをサッカーのスパイクに入れると、あまりの硬さに運動靴では無くなっていたのでした。
さらにかかとが1.5cm以上高くなるため、大袈裟に言うと感覚はハイヒールを履いた状態。
様々なボールタッチの感覚を戻すために、また手探りから始める状態。
『サッカーなのに手探りとはこれいかに!?』と思いつつ、練習をするのでした。
インソールは用途に合わせて使い分けて!
そもそもオーダーメイドインソールにも運動用があるわけですから、皆様はしっかりと目的に合ったものをお使いください。
姿勢の改善にはウォークフィットを使い、スポーツでは自分に合ったものを探し使い分けると良いでしょう。
市販品では物足りない場合は、オーダーメイドインソールを作ると良いでしょう。
当たり前のことでした…